タペストリークッション

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ロンドンで生活しているときに、タペストリーを現地の先生に習いました。
タペストリーとは、羊毛の刺繍です。
木の枠に糊付けしてあるキャンバスを張って、そこに羊毛で刺していきます。
最近は日本でも羊毛ブームで、羊毛刺繍糸も手に入りやすくなってきましたが、
帰国当時は、なかなか手に入らず苦労しました。
今でも、太い羊毛糸は見かけるのですが、私が教わった極細の糸は、一部でしか手に入りません。
私は、極細の糸を3本で刺すのを基本とする刺し方を習いました。
ところによっては本数を増減するので、複雑な美しい作品に仕上がります。

この作品では、中央部分をテントステッチで刺したのですが、
やってもやっても進まず、気が遠くなるような作業でした。
だからこそ、仕上がりは滑らかで美しく、刺繍作品なのにクッションとして使用してもくたびれません。

我が夫に、このクッションだけは、お昼寝枕にするなと、あれほど言ってるにも関わらず、毎回寝そべる彼の頭の下には、これがはみ出ています。
刺繍はなんとも無いけど、中身のクッションがくたびれてきたようで、そろそろ中身を替えなくては・・・・。

ちなみにタペストリーは、英国では昔から生活の必需品だったそうです。
防寒用に、寒くて広い石造りの家の壁や床に敷き詰めたそうです。
映画「ハリーポッター」の学生寮でも、深紅のユニコーンと女性の模様のタペが、壁にかけてありましたよね。
by lilac_cottage | 2008-01-29 23:35 | utilityroom(手仕事部屋) | Comments(0)